ミミックのGamefi攻略ブログ

ブロックチェーンゲーム攻略

MEDABOTS(メダロット) スキャム度MAX事例

MEDABOTS(メダロット)公式サイトトップページ画面

MEDABOTS(メダロット)公式サイトトップページ画面

MEDABOTS(メダロット)は、頭部、右腕、左腕、足の4つパーツを組み合わせてロボットをカスタマイズし、ロボット同士を戦わせる3対3のターン制戦略バトル系ブロックチェーンゲーム。

ロボットは、人型タイプ、飛空タイプ、スパイダータイプの3種があり、各パーツもそれぞれのタイプに分かれる。人型タイプの腕パーツは、別のタイプのロボットには組み込めない。各パーツには特殊効果のある攻撃および補助の効果が設定されている。各パーツの攻撃効果を考慮して組み合わせてバトルさせられる。

MEDABOTS(メダロット)各パーツの効果

MEDABOTS(メダロット)各パーツの効果

バトルシステムは、装備した各パーツの攻撃効果の中からランダムでいくつか表示され、その中から選びターン終了すると、スピードの速い順に敵味方が攻撃を自動で開始する。World of Cryptoidsというゲームのバトル形式とほぼ同じだ。アクシーと同じなのかな?アクシーやったことない…。

MEDABOTS(メダロット)バトルシーン画面

MEDABOTS(メダロット)バトルシーン画面

iPhoneAndroidアプリもリリースしてスマホからゲームをプレイできる。マーケットプレイスも展開されている。

PlaytoEarnについてもNFTパーツを購入し、パーツが装備した状態でマルチプレイ対戦で勝利するとゲームトークンであるMedamon($mon)を獲得できるようだ。掃除しているNFTが多ければ多いほど、獲得できるトークンも多いとのこと。

MEDABOTS(メダロット)PlaytoEarn部分

MEDABOTS(メダロット)PlaytoEarn部分

ゲームトークンはMedamon($mon)でBSCチェーンでPancakeSwapにて購入可能のようだ。CoinMarketCapにも2022/4/18から登録済み。

coinmarketcap.com

各パーツの効果のバランスが少し悪いものの、グラフィックや演出、デザイン、システムなどの完成は非常に高い。実際にプレイしてみたが、遊んでも良いと思える出来の良さだ。

MEDABOTS(メダロット)公式サイト

medabots.game

しかし、問題はここからである。

 

著作権侵害の可能性

1997年にイマジニアから発売されたゲームソフト『メダロット』にロボットデザインが酷似しているということ。名称も1字違い。

MEDABOTS(メダロット)OLYMPUS演出シーン

MEDABOTS(メダロット)OLYMPUS演出シーン

MEDABOTS(メダロット)の責任者はMedabots TMの登録に成功し、イマジニアに対してMEDAROTS(メダロット)名称変更するように裁判を起こしたらしい。更には、ゲームの3Dデータもアセット販売で購入したものでオリジナルでもないらしい。スキャム、ラグプル案件で見かけるパターンにも酷似している。

詳しく追跡して報告している記事があった。

www.reddit.com

MEDABOTS(メダロット)側が本家のイマジニアに攻撃を仕掛けてるのがよくわからないが、まだサイトやアプリは稼働しており、ラグプルする可能性もあるので、注意したほうが無難だと思われる。

END

はじめに

私がブロックチェーンゲームに触れた最初は2021年12月でした。最初はよくわからない状態で資金を投入することに抵抗があり、かといって勉強するまで始めないのも遅いと思い、無料でプレイできるBCGを探し、プレイしてきました。

そこから徐々にBCGのことを知り、仮想通貨のことを知っていきます。Twitterを使い、情報収集しながら実践で学んでいくのですが、ウォレットの設定など、何が正しくで何が最新なのか、実は調べてもはっきりとした答えが見つからなかったりしました。

日々、情報が更新していくBCGの世界な上に、しっかりと情報の残し、初心者にも閲覧できる状態のサイトが案外ありませんでした。

コンテンツの主が「取引所口座開設」ばかりの記事が検索上位に君臨していたりします。また、スキャムやラグプルといった事件のおおざっぱな話を記した記事はありますが、具体的な事例がない場合も多く、身に起きていない身としてはピンときませんでした。

また、危険な匂いのするプロジェクトに対してフォロワーが多いインフルエンサーは過去の経験から、危険を匂わすツイートをしてくれるも、その比較対象をネットで調べて自分で判断することのできる情報がない場合も多い。(私が辿り着けないだけの場合もあるでしょう)できれば、インフルエンサーが的確な情報提供していただけると非常に助かるのですが。

DYORを声高らかに言い放つも、それをできるほどの情報源がない場合もあります。もしかしたら、クローズの場でいろいろ情報があるのかもしれません。

このブログは、探してる情報が少しでもオープンに見つかるブログにしていこうと立ち上げました。ラグプルやスキャムに合うことも比較的多いと思います。すべてを完璧に回避する方法なんてきっとありません。しかし、事例などを知ることで少しでも回避できる情報をお伝えできればと思っています。私は仮想通貨やBCGの専門家ではありませんが、界隈の皆様が楽しくPlaytoEarnできる一助になればと思っています。お役に立てたら幸いです。

ミミック

「キャプテン翼」著作権侵害・違法NFTスキャム事例

FOOTBALL METAVERSE公式サイトトップページ

FOOTBALL METAVERSE及びMANGAVERSEというNFTアートを公式サイトで配布・販売している。2022年5月中旬に「キャプテン翼」関連のNFTを配布。

MANGAVERSEが「キャプテン翼」の使用権を取得したというツイートをするも、「キャプテン翼」に関するNFTの権利はTUBASA社が独占的に管理していて、FOOTBALL METAVERSE及びMANGAVERSEが取り扱う「キャプテン翼」は違法NFTだと判明する。

「キャプテン翼」著作権侵害・違法NFT

キャプテン翼著作権侵害・違法NFT

キャプテン翼公式ツイッターがファンに注意喚起。

日本語圏のTwitterの日本語圏には瞬く間にニュースになったが、海外ではまだ反応がなかったので、キャプテン翼の作者である高橋陽一氏も海外ファンに向けて注意を促す。

業者が使用権を獲得したという言葉があっても安易に信用はできないということですね。

株式会社TSUBASA代表取締役の岩本義弘氏のツイを追っていくと無茶苦茶っぷりがわかる。

確信犯だった…。強行突破でやってもなんとかなるという認識なのだろうか….。

自分がファンのNFTがあっても権利関係のことを注意し、確認してから購入するのが良いでしょう。今回は、公式が元々交渉していて、それでも強行突破されたので公式直々に注意喚起してたので周知も速かったが、全部が全部そういう流れにならないし、日本の著作権コンテンツは沢山あり、これからのNFT界隈とも相性が良いのでどんどん広がってくると思います。その分だけスキャムの可能性も高まりますので防御力高めでいきましょう。

www.f.cc

mobile.twitter.com

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DRAGOMA(ドラゴマ) スキャム・ラグプル事例

DRAGOMA(ドラゴマ)

DRAGOMA(ドラゴマ)

DRAGOMA(ドラゴマ)は、2022年8月7日リリースし、翌日に出口詐欺をしたプロジェクト。

歩くことで報酬を受け取り、ドラゴンを育成する流行りのM2Eと組み合わせた育成Move to Earnのブロックチェーンゲーム。

卵を無料配布し、広くインフルエンサーたちも紹介報酬を受け取るべくリファを大規模に展開されていた。卵は無料なら40日後に孵化。500MATIC支払えばすぐに孵化する。孵化後に出金可能という仕組み。500m歩くことで1日最大12.5MATIC稼げる。

リリースした日には、卵状態でも歩けば報酬が受け取れたが翌日になると報酬は受け取れなくなり、卵は消失。

 

【スキャム運営の動き】

DRAGOMA(ドラゴマ)アプリ画面

DRAGOMA(ドラゴマ)アプリ画面
  1. MEXCに上場
  2. 卵消失
  3. ログイン不可
  4. ホワイトペーパー消失
  5. 公式テレグラムのグループ名が「a」になる
  6. 公式サイトアクセス不可
  7. 公式アカウント消失

 

【ラグプル危険ポイント】

  • 報酬がネイティブトークン(MATIC)
  • 美味しい報酬(1日12.5MATIC)
  • 無料配布
  • リファ強い
  • グラフィックがハイクオリティでも疑え
  • 準大手のMEXC上場はお金を払えば誰でも上場できる
  • M2EなのにGPS機能なし
  • アプリ版があっても信用に値しない

 

【スキャム予防対策】

DRAGOMA(ドラゴマ)のドラゴンアセットが売られていたサイト

DRAGOMA(ドラゴマ)のドラゴンアセットが売られていたサイト

今回、判断が難しかったのは、ゲームグラフィックの高さ。これまでは、低クオリティのゲームがラグプルしていたので、3Dグラフィックのドラゴンが動くハイクオリティなゲームなら開発費もかけてるし、大丈夫だろうと思うだろう。

しかし、DRAGOMA(ドラゴマ)の3Dのドラゴンたちは、開発者がゼロからクリエイティブしたわけではなく、販売サイトから購入した可能性が大きいと判明した。

www.unrealengine.com

つまり、$40程度で3Dグラフィックのアセットを購入してアプリに貼り付けていたのだ。

対策としては、新規のBCGを発見したらスクリーンショットを撮影し、それをグーグルレンズの画像検索にかけ、同じようなグラフィックがどこかの販売サイトで売買されていないか確認すること。

あとは、やはり、報酬面。

今回も報酬はネイティブトークン(MATIC)で、しかも500m歩いただけで1日最大12.5MATIC獲得できる。出金が孵化後が条件で、リリース開始40日後にユーザーが一斉に出金すると考えたら運営は支払えない可能性が高いと考えるべきだった。

DRAGOMA(ドラゴマ)は被害総額4億円の出口詐欺として報じられる。

coinpost.jp

myforex.com

今回、ニュースでも報じられたのは被害額が大きいのとトークン上場してたからでしょうか。

END

MinesConquest(マインズコンクエスト) スキャム・ラグプル事例

MinesConquest 画面例

MinesConquest(マインズコンクエスト) 画面例

MinesConquest(マインズコンクエスト)は、2022年7月中旬から下旬にかけて稼働していたプロジェクト。ガチャでオーク、ドワーフ、人間のNFTを購入し、マイニングでトークンを獲得する方法と、バトルをして獲得する方法の2種類。放置系とバトルを組み合わせたブロックチェーンゲーム。

トークンは3種に分かれたマルチトークン採用で、獲得できるトークンを種族毎に分けたり、トークンの使用用途も分けられ、バランスのとれたトケノミクスに見えた。

初期からマーケットプレイスが実装。

 

【スキャム運営の動き】

MinesConquest バトル勝率からの収益計算例

MinesConquest(マインズコンクエスト) バトル勝率からの収益計算例
  1. リリースから数日でマケプレ実装
  2. トークン報酬増加
  3. マケプレ閉鎖、事後報告
  4. 公式アナウンスが簡素
  5. バトルシステムを刷新するも1日で撤回
  6. BOX再販ガチャセール
  7. バイバックすると公言するも日時は不明
  8. バイバックされる
  9. Claimできなくなる
  10. Giveawayの連絡がとれなくなる
  11. サイトアクセス不可
  12. アカウント消滅
  13. 運営がトークンを大量に売り始める

 

【ラグプル危険ポイント】

MinesConquest 運営陣

MinesConquest(マインズコンクエスト) 運営陣
  • バグが多い
  • 動きのないゲーム(イラストとシステムのみ)
  • Twitterで検索するとほぼ日本人がツイ
  • 大手VCなし
  • 顏は似顔絵
  • ラクル系システム?

 

【スキャム予防対策】

インフルエンサー使ってGiveawayやらせておいて、連絡取れないことや、仕様変更してすぐに改変撤回するなど、行動はとても怪しかったので、このような動きになったら問答無用で撤退するのが良いでしょう。

ゲームのコンテンツとして、イラストレーターとプログラマーが数日で作れるようなゲームコンテンツのボリュームは危険。

MinesConquest(マインズコンクエスト)のラグプルの要因にオラクル系システムは(おそらく)関係ありませんでしたが、オラクル系システムは今の所必ず崩壊してるらしいです。警戒しておきましょう。

ラクル系の崩壊のメカニズムを解説してくれたhibikiさんの記事が秀逸です。

hide.ac

知識を付けて、勘を研ぎ澄ませて防御力高めで魔界BCGを楽しみましょう。

END

MetaBotz(メタボッツ) スキャム・ラグプル事例

MetaBotz 画面例

MetaBotz(メタボッツ) 画面例

MetaBotz(メタボッツ)は、2022年7月頭から下旬にかけて稼働していたプロジェクト。ガチャでロボットNFTを購入し、ロボットで箱を破壊させることでトークンを獲得する所謂"放置系"ブロックチェーンゲーム。

 

【スキャム運営の動き】

Metabotz 運営Discord公式アナウンス

Metabotz(メタボッツ) 運営Discord公式アナウンス
  1. 初日から固まったり、箱壊さないバグ、ログインできない不具合多発
  2. メンテナンスが多い
  3. 割引ガチャセールがやたら多い
  4. 詫びガチャキャンペーンが頻繁にアナウンス
  5. ハッカー対策といい放置系なのに短時間でサーバ強制切断
  6. 不具合はAWSのサーバのせいだと言い訳をする
  7. 出金制限をかける
  8. 飛ぶ直前にもAMA実施や新トークン販売を決行
  9. 長期メンテ後再開されずにサーバからデータ消去
  10. 自分たちの資金移動
  11. 公式アカウントもろもろ削除

 

【ラグプル危険ポイント】

Metabotz 運営Discord公式アカウントに参加している言語割合

Metabotz(メタボッツ) 運営Discord公式アカウントに参加している言語割合
  • バグ・メンテが多い
  • 報酬固定(1MTBZ=0.02ドル固定)
  • 支払いがネイティブトークン(BNB)
  • 原資回収が短い(開始当初12日後程度)
  • リファがあまりも強い
  • ガチャセールが多い
  • ユーザーの大半が日本人
  • 大手VCなし
  • 顏出しなし
  • ゲームのクオリティが低い
  • 開発国ベトナム

 

【スキャム予防対策】

MetaBotz ロボットグラフィック

MetaBotz ロボットグラフィック

インフルエンサーも推してて、勢いがあったプロジェクトだったので、事前に見極めるのは結構難しかったと思う。ガチャで入ってしまった以上、こまめにClaimして被害額を抑える方向しかない。

リファについては、記載にないバフがあったようなので序盤で見抜くのは難しい。

唯一の見抜くポイントとしては、低クオリティだろう。

低クオリティのゲームは一切に入らないという対策もあるが、それだと多くのBCGに参加できなくなってしまうからな…

もうひとつは、報酬固定のBNB支払い。運営の儲けはガチャのBOX販売に限られてるので、新規流入が減り、BOXも売れなくなっていくにも関わらず、ユーザーは常に報酬を受け取れるトークンを掘り続けているので、当然いずれ破綻する。

参入者の最初の数%に食い込めなければ、利益を生む前に破綻する。そのチキンレースに参加するか否かを考える。インフルエンサーがツイートしたら終了だと思ったほうが良い。

防御力高めにして魔界BCGを楽しんでほしい。

END